防火水槽のバリエーションには特徴有
日常の暮らしの中では中々意識されることはありませんが、街中のいたるところや建物の規模により消防法で定められた防火水槽があります。
防火水槽とは火災等の災害時に消防車両が使用する消防水利のことです。
従来は現場打ちコンクリートが主流でしたが、近年では鉄板とERPで構成された防火水槽もでてきており、ここではそれらをタイプ別に3つに分けて説明します。
一つ目は「一体タイプ」です。
これは横円筒型で主な特徴として、工場から完成品を搬入するため納品が早いことや、認定準拠品として、10・20・30平方メートルでも対応が可能といったものがあります。
一体であるからこそ製作から現場搬入、水絵付けまでのフットワークが軽く、現場作業の工程が少ないことから品質も確保しやすいといったメリットがあります。
二つ目は「分割タイプ」です。
こちらも横円筒型のもので、一体型と異なり分割で搬入したものを現場で組み立てるため、小型クレーン等を使用し狭い場所に設置することが可能です。
ただし、現場での組み立て作業が必要なため、一体型と比べ現場の作業員により品質が左右されるデメリットがあります。
三つ目は「潜函工法タイプ」です。
これは先述した2タイプと異なり縦長円筒型で、垂直方法に潜函させて据え付けることができるため、現場が狭い箇所に適した工法です。
また、据え付けにあたり土留めが不要なため、施工費を抑えられるといったメリットもあります。
他にも潜函工法という特徴から軟弱地盤への設置も可能な工法です。
設置を考えている方は、こちらの会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか。